電力高騰などもありニュースなどで「取引市場」なんて言葉を聞く機会が多かったのではないでしょうか??
今回はその「取引市場」についてご紹介したいと思います💡
それでは早速ご紹介していきたいと思います!
取引市場とは?
全国規模で発電事業者や小売電気事業者の間で電力を取引するための市場のことです。
電気事業制度の一環として2003年に設立され2005年4月から取引を開始しています。
背景としては、地域の電力需要を独占的に賄ってきた大手電力会社は、大規模発電所をあちこちに抱えているため豊富な電力を持ちます。
一方で大出力の発電所を持たない新電力会社は既存の大手電力会社と比べて確保できる電力量は限られてしまい、大々的に事業展開が難しかったです。
電力の調達の方法として、設備投資して自社で新しい発電所を抱える、既存の電力会社や発電施設を抱える工場などと相対契約して調達するなどがあります。
その他の方法として、日本唯一の電力取引所「日本卸電力取引所(JEPX)」を活用することです。
新電力会社が取引を多くしています。
具体的には・・・?
日本卸電力取引所はJEPXと呼ばれ、一定の条件を満たす会員企業が市場で電力を調達したり、販売したりする仕組みを提供しています。
市場にはいくつかの種類があります。
1つ目は翌日に受渡する電気を48の単位(30分毎)に分割し取引するスポット市場です。
2つ目は数時間後(最短1時間後)に受け渡す電気を30分の単位で取引する1時間前市場です。
3つ目は翌月初から1ヶ月間受け渡す電気の先渡市場です。
4つ目は小型の自家発やコジェネ等の分散型電源の余力活用・固定買取制度対象電源へのアクセス機会の拡大の観点から分散型・グリーン売電市場があります。
容量確保の取り組み
市場で取引される電力の厚みを増やそうと2016年に「グロス・ビディング」と呼ばれる制度の導入を卸電力取引所が大手電力会社に促し始めました。
グロス・ビディングとは、大手電力会社各社がグループ内取引をしている電力の一定量を市場に放出する仕組みを指します。
今までは大手電力会社の発電部門は作った電力を小売り部門に直接渡していました。
しかしグロス・ビディングにおいては、小売り部門に直接渡すよりも先に、まずは卸電力取引所の市場での売却を優先します。
大手電力会社グループ内の小売部門は必要な分を市場から買い戻し自社の需給を一致させます。
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