力率と力率割引~基本料金これだけ変わります~

 

こんにちは!
以前に力率についての記事を書いたのですがそれを見た方から
力率割引でどれくらいお得になるの?結構違うの?とご質問をいただいたので書いていきたいと思います💡
年間で○○円も違いますよ~!

 


 

力率とは

まず、おさらいをしましょう💡

力率とは…「電力を有効に使える割合」のことです。
少し難しいので簡単にご説明すると
機器を動かすために発電所から送り出された電力のうち実際に使われた電力の事を言います🔌

ここで消費されなかった(使われなかった)電力は「無効電力」として電源と機器の間を行ったり来たりします。
発電した電力が使われず「無効電力」になってしまうのは電力会社からしたら無い方が好都合なのですが、電力の上昇リスクを防ぐため無効電力を0にすることは出来ないのです。

ちなみに…電力を求める際は「電力=電圧×電流」で求めることが出来ます!

 

 

力率割引

電力会社からすると力率が低いと無駄な電力が増えて多くの電流を流さなくてはいけなくなります。
そこで、出来るだけ高い力率で使ってもらえるように。高い力率には割引を、低い力率には割増を基本料金に適用します。

電力会社からすると電源から送り出したのに使われなかった電力は実際に使われていない電力なので請求することが出来ません⚠
なので、「力率割引」という制度を設けて、使用者に出来るだけ高力率で電気を使ってもらえるようにお願いをしています!

低圧電力(動力・200V)の場合
力率85%を上回る場合・・・基本料金を5%を割引
力率85%を下回る場合・・・基本料金を5%割増

高圧電力の場合
力率85%を上回る場合・・・1%力率が上回るごとに基本料金を1%割引
力率85%を下回る場合・・・1%力率が下回るごとに基本料金を1%割増

※低圧・高圧ともに力率85%の場合は割引・割増無しとなります。

 

 

力率割引でどれだけ変わる?

それでは本日の本題の力率割引で基本料金がどれくらい変わるかです✨

割増と割引で変わるという事は何となくは分かりますが実際に○○円変わるのか~と理解してる人は少ないと思います。
例をあげて具体的に計算していきます🌱
今回は力率80%と90%で基本料金がどれだけ変わるかを比較してみます。

・電力会社:東北電力

・契約電力:5kW

・基本料金:1kWあたり1,265円

上記の条件で計算していきます💡
力率80%の場合の1ヶ月の基本料金
1,265円×105%×5=6,641円

力率90%の場合の1ヶ月の基本料金
1,265円×95%×5=6,008円

力率80%と90%では1ヶ月あたりで633円も違うんです!!
1年にすると7,596円も違います💦

契約容量が大きくなれば年間で1万円以上の差が出てきます。
割増にならないように気をつけましょう!

コンデンサの設置

力率割増にならないようにしたいけど…という方はコンデンサの設置を検討してみてください🌱

ただ、コンデンサの設置には専門的な知識が無いと適切な設置が難しいので電気主任技術者に相談してみることをおススメします🙌
「どこに」「どのように」設置するのかをしっかりと相談してから設置をきめてください!
これを設置することで無効電力を減らすことが出来ます。


いかがでしたでしょうか?

結構な額の差が出ますよね…力率割引気にしたこと無かった方もいるかと思いますのでこれを機にぜひ明細などを確認してみてください💡
もちろん電気を新電力に変えることでもかなりお安く出来るので無料の御見積作成致しますのでエコグラにいつでもお声がけください🌱

 

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