冬の天敵!!静電気の防止策!

こんにちは。エコグラウンドです🌱

 

この時期になるとドアノブに手をかけたり、車のドアをしめたり、人に何かを手渡しする時…着替えるとき…
何をするにも「バチッときたらどうしよう」と一瞬ためらってしまいます!

静電気

痛いですよね…!
何故冬になると静電気が起きるのか❓防ぐにはどうしたら良いのか❓をみていきましょう!

 

静電気はなぜ起きるの?

静電気とは、物質内にたまった状態の電気のことです。

人間の体を含め、どんな物質もすべてプラスマイナスの電気を持っていて、通常はプラスとマイナスの電気量が釣り合った状態になっています。
しかし、摩擦などが原因でプラスとマイナスの電気量のバランスが釣り合った状態から崩れてしまうことがあります。この状態でたまった電気というのが「静電気」です。

着替えの際に洋服を脱ごうとして、「バチバチ!!」と静電気が発生するのを、多くの方が経験したことあるのではないでしょうか❓

静電気発生のメカニズム

通常、体にたまった静電気は、知らず知らずのうちに日常生活を行う中で少しずつ放電されていっています。
例えば、湿度の高い夏や梅雨の時期には、空気中の水分を通して静電気は自然と放電されています。
水は電気を通しやすいので、空気中の水分量(湿度)が高ければ高いほど放電が進むのです。

 

しかし、それに反して冬は乾燥して空気中の水分が少ないため、放電がされにくく、どんどん体に電気はたまっていきます。
体に静電気がたまった状態で、金属製のドアノブや自動車など電気が流れやすいものに触れると、体にたまっていた静電気はドアノブに向かって一気に流れます。
あの「バチッ」という痛みは、この急激な放電によって発生するのです。

 

静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下になると発生しやすくなります。
そのため晩秋から春先にかけての時期は特に注意が必要です。

 

<静電気体質>静電気をためやすい人の特徴

しかし、乾燥する冬でも、静電気に悩まされる人とそうでない人がいます。
例えば私の家族であれば、私と母親は静電気に悩まされていますが、父親や他の周辺の親戚は私達とは違い、あまり静電気に悩まされているとは聞きません。
この違いは一体なぜ生じるのでしょうか❓

 

静電気をためやすいのは、肌の水分量が少ない乾燥肌の人です。
健康な肌(うるおいのあるしっとり肌)と乾燥肌の皮膚を比較しながら詳しく見てみましょう。

 

皮膚『表皮』『真皮』『皮下組織』の3層にわかれています。
表皮の一番外側には、レンガの塀のように細胞がぎっしり積み重なった『角層』という層があり、細胞の間を埋めているのは、主に『セラミド』という脂肪です。
セラミドは水分を吸着する役割も果たしており、角層には水分が蓄えられています。そして、皮膚の最も外側には、汗と皮脂が混ざり合ってできた『皮脂膜』という薄い膜があり、皮膚から水分が失われないように、全身を覆っています。セラミドと皮脂膜によって、肌の水分量は保たれています。

 

しかし、加齢などさまざまな理由で皮脂膜が少なくなると、肌の水分が蒸発しやすくなり、セラミドに蓄えられた水分も失われてしまいます。この状態が乾燥肌です。

水分がしっかり蓄えられた健康な肌の場合、静電気は肌の水分を通して日頃から少しずつ放電されるため、静電気で痛みを感じることはあまりありません。

 

一方、乾燥肌の人の場合は水分量が少ないため、静電気が放電されにくく、体にたまりやすくなっています。
すると金属などを触ったときに一度に放電してしまうので「バチッ」と痛みを感じるのです。

また、乾燥肌に静電気が起きると、かゆみが増す原因になります。

通常はかゆみを伝える神経(C線維)は、表皮と真皮の境界部分までしか伸びていません。
しかし、肌が乾燥するとC線維はより皮膚の表面に近いところ(角層のすぐ下)まで伸びてきます。
乾燥した肌は、わずかな刺激でもかゆみを感じやすい状態になっているのです。静電気もC線維に刺激を与えてしまうため、かゆみがさらに増すことになります。

 

不快な症状を減らすためにも、静電気対策が必要です。

目次

今から始める静電気対策

乾燥によって静電気が起こりやすくなることがわかりましたね。静電気をためにくい体質にするためには、乾燥対策が大切になります。
今から始められる静電気対策を5つ紹介します。

 

 

①部屋の加湿をする

空気中の水分量が増えれば、静電気が生じても自然に放電しやすくなります。
加湿器を使用したり、洗濯物を室内に干したり、部屋に水の入ったコップを置いたりして、部屋の加湿を心がけましょう。

のど風邪の際に濡れたタオルを干すことがありますが、静電気対策にも有効だったんですね😊

 

 

②肌の保湿をする

不足している水分を補い、肌を保護するためにも、毎日保湿剤を塗るようにしましょう。

手足や首まわりなどの外気に触れやすい部分だけでなく、洋服に隠れているお腹まわりや腰なども乾燥しやすいため、忘れずに塗って、全身を保湿します。
特にお風呂上がりがお勧めです◎

保湿剤は、薬局などで市販されている乳液やクリームでOKです。

 

 

③洗いすぎない

清潔にしようとするあまり、毎日ごしごし体を洗ってしまうと、皮脂膜まで落としてしまうことになり、かえって肌の乾燥を招いてしまいます。
汗をかきやすい部分や汚れやすい部分以外は、毎日石鹸をつけて洗わなくても問題ありません。シャワーで洗い流すだけでも汚れを十分落とすことができます

また、石鹸を使う場合も、ナイロンタオルなどでこするのではなく、手でやさしく洗うようにしましょう。

 

 

④湯船の温度は40℃以下に

熱いお湯につかると、皮膚を守っている皮脂膜やセラミドを溶かしてしまい、乾燥肌の原因になります。湯船のお湯の温度は40℃ぐらいまでを目安にしましょう。
また、長時間お湯につかるのも同じ理由で禁物です。

このお風呂上りに保湿したいですね!
また、濡れたまま放置しておくと水分の蒸発で乾燥の原因のひとつなので、しっかりと身体・髪の毛をタオルで拭きましょう。

 

 

⑤天然繊維の衣服を身に着ける

綿などの天然繊維の衣服を身に着けるとよいでしょう。
天然繊維は吸湿性が高く水分を含みやすいため、静電気が自然と放電されやすくなります。

一方、化学繊維は吸湿性が低いため、電気を逃さず、静電気がたまりやすくなってしまいます。
肌への刺激になるため、避けたほうがよいでしょう。

 

【番外編】静電気を逃がすには

車のキーやドアのノブなど、日常の静電気を感じやすいところでは、「できるだけゆっくりと電気を逃がす」ことがポイントです。
ゆっくりと触れる。ということではありませんよ✖

 

たとえば、いきなり指先でドアに触ると、尖った部分同士で急速な放電が起こりやすくなります。
指先ではなく手のひらで触る、壁を触って自分のからだに帯電した電気を逃がしてからドアを触るといった工夫で、いきなり「バチッ」というショックを感じることは減ります。

 

 

 

 

 

 

静電気は不快なものですが、静電気に悩まされているということは、それだけ肌の乾燥が進んでいるサインでもあります。
今回紹介した静電気対策は、乾燥肌対策にも有効ですので、「一石二鳥」を狙って、今日から早速試してみてはいかがでしょうか❓

 

私も帰ったら一石二鳥狙ってみます!

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