現在、東北電力の高圧・または最終保証の契約になっている方に向けて、有益な情報の発信をしていきます。
少しでも会社の電気代を削減したい方は、是非参考にして下さい。
高圧の電気料金と基本料金の計算方法
まず初めに、高圧電気の電気料金は、以下の計算式で求められます。
基本料金＋電力量料金＋再生可能エネルギー発電促進賦課金＋燃料費調整額
基本料金の決まり方…基本料金＝料金単価×契約電力×力率（0.85）
の計算式で求められます。
力率とは？「電力を有効に使える割合」のこと
簡単に説明すると「電力の効率を表す値」のことです。
もう少し噛み砕くと、「電源から流れた電力がどれだけ使われているか」を表しています。
力率は、0.8や、80%という値に表されます。
1や100%に近い方がより力率が良いことになります。
力率が悪いとは、つまり戻ってくる電力である無効電力の全体の割合が高いということになります。
高圧の基本料金は、電力供給を受けている設備の力率に応じて、割引もしくは割増が加えられます。
力率が高い（電気を有効に使えている）と、基本料金が安くなります。逆に、力率が低いと割増料金がかかります。
力率割引・割増の標準は85％です。基本料金を簡易的に計算するときは、0.85をかけると算出できます。
高圧電力の基本料金は３種類ある
| 特別高圧 | 高圧大口 | 高圧小口 | |
| 契約電力 | 2,000kW以上 | 500kW以上2,000kW未満 | 50kW以上500kW未満 |
| 使用箇所 | 大規模な工場や病院、デパート、オフィスビルなど | 中規模の工場やオフィスビル、スーパー | 小さめの規模の工場やオフィスビル |
特別高圧
特別高圧の契約電力は、2000キロワット以上で、供給電圧は20キロボルト以上となっています。大規模な工場や、病院やデパートや大型のオフィスビルなどに使用されています。
供給電圧が20kV、40kVなどから選択できる場合、基本料金の単価はそれぞれ異なります。
高圧大口
高圧大口の契約電力は、500キロワット以上、2000キロワット未満です。供給電圧は6キロボルトで、中くらいの規模の工場やオフィスビル、スーパーマーケットなどに供給しています。
高圧小口
高圧小口の契約電力は、50キロワット以上、500キロワット未満となります。供給電圧は高圧大口と同様の6キロボルトで、小さめの規模の工場やオフィスビルにて使われています。
「基本料金」と「電力量料金」の単価は電力会社ごとに異なる
電気代を左右する要因のひとつが、電力会社ごとに単価が異なる「1.基本料金」と「2.電力量料金」です。
一般的に、東北電力よりも、新電力のほうが料金単価は安く設定されている事が多いです。
そして、料金単価が安くなる分、基本料金・電力量料金も安くなります。
なぜ新電力の方が電気代が安いの？
では、なぜ東北電力よりも新電力の方が電気代が安いのか詳しく解説していきます。
💡 大手電力会社は人件費などのコストが高い
大手電力である東北電力などは、とにかくコスト面に費用がかかります。
でもそれは当然な事です。
大手電力会社は、電気の供給だけでなく、
「火力発電所の保守」「点検や工事」他にも「非常災害対策」や「情報通信システムの設計・構築・維持管理」など多くの仕事があります。
施設が大規模で、それだけ管理費などの必要経費も膨大になり、電気料金に上乗せされる形で電力消費者に請求されます。
➡ 一方、新電力の場合は大手電力に比べ設備投資を大きく抑えられます。
大手電力が保有している設備を利用して電力を供給するため、自社で発電設備などを保有する必要もありません。
また、顧客を絞れるため、大規模な設備を必要としないからです。顧客を絞ることで、管理・運営にかかる人件費なども抑えられます。
電力供給に大きな経費がかからないため、電気代を安くできるのです。
実際に新電力に切り替えた実例はこちら↓
新電力へのよくある質問
供給される電気の質は会社によって変わるの？
一番気になるのは、電気の「品質」が変わらないのか？という点です。
この点について、全く心配する事はありません。
電力会社を切り替えても、電力のインフラ(発電・送配電)部分は変わらないため、どの電力会社を選んでも、これまでと同じ電気が届きます。
停電が起こりやすくなる？
切り替え後に停電が増えるといった事はありません。
これまで通り安定した電気の供給を受けることができます。
電力会社が倒産したらどうなる？
一般送配電事業者(例：東北電力ネットワーク)が電気を届ける義務があるため、万一ご契約中の電力会社が倒産しても、電気が使えなくなることはありません。
工事費用は発生する？
メータの改修などの工事が必要になる場合が多いですが、工事が必要な場合でも費用を請求されることはありません。
💡 上で紹介したように、警察署や海上保安本部などの治安を守る機関も新電力を使っているわけですから、その信頼性はしっかりと担保されています。
新電力に切り替えて安くなるケース
高圧電力契約を旧電力会社と結んでいる場合などは、新電力に切り替えることで電気代が安くなると考えられます。旧電力会社から新電力に乗り換える場合は、電気料金の単価が下がるので、高圧電力契約の電気代も安くなる場合が多いです。
新電力に切り替えても安くならないケース
大手電力（東北電力）から新電力への切り替えであれば、高圧電力契約が安くなる場合が多いですが、新電力から新電力への切り替えでは、すでに単価の値下げがおこなわれているため、大幅な値下げ効果は期待できない可能性があります。
新電力会社の切り替え方法
新電力の切り替え方は以下の通りです。
- 乗り換え先の新電力会社を決める
- 電気代のシミュレーションをして乗り換えたほうがいいかを検討する
- 新しい電力会社に申し込む
以上の流れで、新電力会社には簡単に切り替えることが出来ます。
また、現在の電気会社に「電気を辞めます」などの連絡や、手続きをする必要はありません。
新電力に切り替える際に必要なもの
新電力に切り替える際に必要な情報は以下の通りです。
- 現在契約している電力会社の名前
- 現在の契約者名義
- 現在契約してい電力会社のお客さま番号
- 供給地点特定番号（数字22桁）
こちらは、検針票に記載されており、簡単に見ることが出来ます。
解決策教えます！法人向けの高圧電力の見直し方法
2016年、電力自由化によって価格競争が起こりました。
どの会社もできる限り魅力的なプランを提示して、消費者に選んでもらえるように努力しています。
しかし、2021年以降、「火力発電の燃料に必要な液化天然ガス（LNG）の価格上昇」を大きな理由として、値上げ・倒産・電気事業撤廃などが進んでしまいました。
東北電力でも、2022年11月、2023年4月と、大幅な値上げが実施されました。
↓値上げ情報はこちら
【東北電力】もう高圧電力の値上げに振り回されない為に！ ”燃料費調整額を解説”【2023年4月版】
では、2023年4月現在、どうしたら良いか？
シュミレーション（見積り）を見て決める
それは、電気会社を見直し、基本料金＆電気の単価が安い電力会社へ切り替える事が一番です。
法人向け高圧電力の契約ができる新電力では、電気料金の算定方法に関する取り決め内容が異なるので、1つひとつ丁寧に確認することが大切です。
高圧電力の料金プランは比較項目が多数あるので、そんなにたくさんの電力会社から自社にぴったりな電力会社を選ぶのは、難易度が高いです。
「本当に安くなるのか？」「騙されてるんじゃないか？」そう思うのは当然で、電気の料金体系はややこしく出来てるので、余計に分からない事だらけだからです。
私たちは本社が新潟にあり、今まで新潟の店舗や工場、個人宅まで大きな削減額を生み出してきました。
見積りを見て頂ければ、ご納得頂けるはずです。
人生をかけたそのお店、大切な従業員、家族を守るためにまずは、ご相談下さい！
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これまでに553社に対し、2031件の見積作成の実績
宿泊施設・病院・工場・大型飲食店・福祉施設・自動車関連・複合住宅などに実績多数
東北電力の値上げ後、高圧電力のお申込みが集中しております。
皆さん電力会社への見積りは何社くらい行っていますか？
到底1社だけでは足りません。最低でも4～5社を比較して下さい。
なぜなら、電力会社は、過去の赤字分を取り戻すために「高めの料金設定」になっている会社が多いからです。
少しでも安い電気代にするためには… 
必ず見積りの際は「相見積もりをしています。」と伝えて下さい。
なぜか？→今、電気は値引きしなくても契約してくれる人が増えているからです。複数見積と伝えれば大幅に値引額が変わる可能性があります。
私たちのような代理店を挟む
なぜか？→過去の実績がある弊社であれば、通常よりも多くの値引額を現実化できます。それは、過去のお客様の使用量や契約容量を元に、最大限の割引額を出す交渉が出来るからです。
電力業界は、値上げに伴い、とても複雑なものになっています。
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